霊山寺 観光ガイド|四国遍路第一番札所から始まる巡礼の旅

霊山寺の山門(仁王門)
霊山寺 観光ガイド|四国遍路第一番札所から始まる巡礼の旅
霊山寺の山門(仁王門)
四国八十八ヶ所第1番札所・霊山寺の山門(仁王門)
写真: 663highland / Wikimedia Commons(CC BY 2.5)

白い衣を身につけ、菅笠をかぶり、金剛杖を手にした人々が、ひとり、またひとりと山門をくぐっていきます。ここは徳島県鳴門市にある霊山寺(りょうぜんじ)。四国をぐるりと一周する約1400kmの巡礼の道「四国八十八ヶ所」の、第一番札所です。

地元では「一番さん」とよばれ、お遍路の旅を始める人が最初にお参りする「発願(ほつがん)の寺」として知られています。境内の納経所には遍路用品がそろっていて、ここで白衣や納経帳を買い、作法を教わって旅立つ人も少なくありません。

お遍路をする予定がなくても、霊山寺は一度訪れる価値のあるお寺です。たくさんの吊り灯籠が下がる幻想的な本堂、鯉が泳ぐ池と大師堂、600年近い歴史をもつ多宝塔――。「これから旅が始まる」という特別な空気を、だれでも感じることができます。

この記事では、霊山寺の歴史、境内の見どころ、お遍路の基本と参拝の作法、納経(御朱印)、アクセス、周辺の観光スポットまで、はじめての人にもわかりやすく紹介します。

霊山寺の基本情報

まずは基本の情報を表にまとめました。納経時間や料金は変わることがあるので、お出かけ前に四国八十八ヶ所霊場会の公式サイトなどで確認してください。

名称竺和山 一乗院 霊山寺(じくわざん いちじょういん りょうぜんじ)
札所四国八十八ヶ所 第一番札所(発願の寺)
宗派高野山真言宗(別格本山)
本尊釈迦如来
開基行基菩薩(天平年間・729〜749年、聖武天皇の勅願と伝わる)
所在地徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
納経時間8:00〜17:00
納経料納経帳 500円、掛け軸 700円、白衣 300円
駐車場普通車約100台・バス10〜20台(無料)
アクセスJR高徳線 板東駅から徒歩約10分
電話088-689-1111
霊山寺参道の石柱
第一番札所を示す参道の石柱
写真: そらみみ / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

霊山寺の歴史:お遍路の旅はここから始まる

天竺の霊山を日本に移した寺

霊山寺は、奈良時代の天平年間(729〜749年)に、聖武天皇の願いを受けて行基が開いたと伝えられています。

弘仁6年(815年)、弘法大師(空海)が四国をめぐっていたとき、この地で三七日(21日間)の修行をしました。その間に大師は、ひとりの老僧が仏の教えを説き、そのまわりで多くの僧が熱心に耳をかたむけている姿を感じとります。それはまるで、天竺(インド)の霊鷲山(りょうじゅせん)でお釈迦さまが説法をしている光景のようでした。そこで大師は、インドの霊山を和の国(日本)に移すという意味をこめて、この寺を「竺和山 霊山寺」と名づけたといわれています。

このとき大師が大切にしていた釈迦誕生仏を本尊の前に納め、ここを四国八十八ヶ所の第一番札所と定めて、霊場が開かれることを祈ったと伝えられています。この誕生仏は白鳳時代の作で、高さ約14cmの小さな銅の像です。

二度の火災と復興

室町時代には、阿波の有力者・三好氏の保護を受け、七堂伽藍がならぶ大きなお寺として「阿波三大坊」のひとつに数えられるほど栄えました。しかし天正10年(1582年)、土佐の長宗我部元親の兵火によって、お堂はすべて焼けてしまいます。

その後、徳島藩主の蜂須賀光隆によって再興されましたが、明治24年(1891年)に再び火事が起こり、本堂と多宝塔以外の建物が焼けてしまいました。今の境内は、それから約100年かけて少しずつ整えられてきた姿です。

なぜ「一番」なのか

じつは、空海が八十八ヶ所の札所と番号を決めたという歴史上の記録はなく、札所の番号は後の時代に定まったと考えられています。江戸時代の貞享4年(1687年)に、真念という僧が出した案内書『四国遍路道指南(しこくへんろみちしるべ)』が、札所番号を記した現存最古の本とされています。

当時、大坂から四国へ渡る人々は、淡路島を通って鳴門から四国に入るのが一般的でした。そのため、鳴門の撫養(むや)の港にいちばん近い霊山寺が、第一番札所とされたのではないかと考えられています。

四国遍路とは:1400kmの「同行二人」の旅

四国八十八ヶ所は、徳島(阿波)・高知(土佐)・愛媛(伊予)・香川(讃岐)の四国4県にある、弘法大師ゆかりの88のお寺をめぐる巡礼です。全行程は約1400km(霊場会の案内では約1460km)。歩いてすべてをめぐると、一般に40日以上かかるといわれています。

四国の4県は、それぞれ次のような「道場」とよばれています。

阿波(徳島)発心の道場:1番 霊山寺〜23番 薬王寺
土佐(高知)修行の道場:24番 最御崎寺〜39番 延光寺
伊予(愛媛)菩提の道場:40番 観自在寺〜65番 三角寺
讃岐(香川)涅槃の道場:66番 雲辺寺〜88番 大窪寺

お遍路では、ひとりで歩いていても、いつも弘法大師がそばにいてくれると考えられています。これを「同行二人(どうぎょうににん)」といい、菅笠や白衣にもこの言葉が書かれています。

順番どおりにめぐる「順打ち」、逆の順番でめぐる「逆打ち」、何回かに分けてめぐる「区切り打ち」、一度に全部をめぐる「通し打ち」など、めぐり方は自由です。車やバスツアーで回る人も多く、自分のペースで少しずつ回るのも立派なお遍路です。2015年には「四国遍路」が日本遺産の第一弾にも選ばれました。

お遍路をする人がお寺に納める「納め札」は、めぐった回数によって色が変わります。一般に、1〜4回目は白、5〜7回目は緑、8〜24回目は赤、25〜49回目は銀、50〜99回目は金、100回以上は錦の札を使うとされています。札所で錦や金の札を見かけたら、それは何十回も四国をめぐってきた人が納めたもの。そうした札は、お守りとして大切にされることもあるそうです。

境内の見どころ

発心の門と山門(仁王門)

霊山寺の発心の門
駐車場から境内へ入る「発心の門」
写真: そらみみ (Soramimi) / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

駐車場から境内に入るときにくぐるのが「発心の門」です。「発心」とは、悟りを求める心をおこすこと。お遍路を始める人にとって、まさに旅のスタートラインといえる門です。

山門(仁王門)は、入母屋造の楼門です。左右には仁王像が立ち、これから始まる長い旅を見守っています。山門の前では一礼してから境内に入りましょう。

霊山寺山門前の石門
昔の遍路道から見た山門前の石門
写真: Shizuha / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

吊り灯籠が下がる本堂

霊山寺の本堂
吊り灯籠が下がる霊山寺の本堂
写真: そらみみ (Soramimi) / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

境内の正面奥にあるのが本堂です。拝殿の奥に奥殿がつながった造りで、中に入ると、天井からたくさんの吊り灯籠が下がっていて、とても幻想的な雰囲気です。拝殿の中央の天井には龍が描かれています。

本堂内の吊り灯籠
本堂の中にずらりと下がる吊り灯籠
写真: Dokudami / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

本尊の釈迦如来は秘仏で、弘法大師の作と伝えられています。左手に玉を持った坐像で、2014年には4か月間だけ特別に開帳されました。拝殿には、8万4千枚の納め札を固めて造られたという「納札大師」の像もあります。

本堂の天井に描かれた龍
本堂の天井に描かれた龍の絵
写真: Dokudami / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

大師堂と放生池

霊山寺の大師堂と放生池
放生池の向こうに建つ大師堂
写真: そらみみ (Soramimi) / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

本堂に向かう途中、右手の池の向こうに建っているのが大師堂です。弘法大師をまつるお堂で、全身が漆黒の大師像を拝むことができます。お遍路では、本堂と大師堂の両方にお参りするのが基本です。

霊山寺の放生池
鯉が泳ぐ放生池と橋
写真: そらみみ (Soramimi) / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

大師堂の前の大きな池は、生きものを放してその命を大切にする「放生池」です。鯉がゆったりと泳ぎ、池にかかる橋の上から眺めると、心がすっと落ち着きます。池の中には、地蔵菩薩に祈る6体の童子の像があります。大師堂の左には小さな滝のある池もあり、「明治の庭」とよばれる庭の一部になっています。

多宝塔

霊山寺の多宝塔
応永年間に建てられた多宝塔
写真: 663highland / Wikimedia Commons(CC BY 2.5)

山門を入って左手に建つのが多宝塔です。室町時代の応永年間(1394〜1428年)に建てられたもので、二度の火災をくぐりぬけた、境内でもっとも古い建物です。中には五智如来がまつられています。600年近い時を経てきた塔の姿は、霊山寺の長い歴史を静かに伝えています。

十三仏と不動堂

霊山寺の十三仏
本堂の左に並ぶ十三仏
写真: Naokijp / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

本堂に向かって左側には、十三仏がならんでいます。いちばん手前の不動明王堂に始まり、続く12体の仏さまが立ち姿でならぶ姿は壮観です。霊山寺は「四国霊場十三佛」の第一番でもあります。

霊山寺の不動堂
十三仏の最初、不動明王をまつるお堂
写真: そらみみ (Soramimi) / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

縁結び観音と鐘楼

霊山寺の縁結び観音
水をかけてお参りする縁結び観音
写真: そらみみ (Soramimi) / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

山門を入って左の手水舎の後ろに立つのが、縁結び観音です。男女の縁だけでなく、健康との縁、仕事との縁、幸せとの縁など、さまざまな縁を結んでくれるといわれています。お賽銭だけでなく、水をかけて清めながら祈ると功徳があるとされ、「水かけ観音」としても親しまれています。

霊山寺の鐘楼
霊山寺の鐘楼
写真: そらみみ (Soramimi) / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

鐘楼もあり、参拝の前に鐘をつくことができます。ただし、お参りのあとに鐘をつく「戻り鐘」は縁起がよくないとされるので、つくならお参りの前にしましょう。

お遍路の装束と参拝の作法

お遍路の基本の装束

霊山寺の納経所兼売店では、お遍路に必要な道具がひととおりそろいます。代表的なものは次のとおりです。

  • 白衣(はくえ):お遍路の正装。納経所で御朱印をいただける「判衣」もあります。
  • 菅笠(すげがさ):日差しや雨をよけ、「同行二人」の文字が書かれています。
  • 金剛杖(こんごうづえ):弘法大師の分身とされる大切な杖。宿に着いたら、まず杖の先を洗います。
  • 輪袈裟(わげさ):首にかける略式の袈裟。
  • 納経帳:各札所で御朱印をいただく帳面。
  • 納め札:お参りのしるしとして本堂・大師堂の納札箱に納める札。名前や願いごとを書きます。

全部をそろえなくても、お参りはできます。白衣と輪袈裟、納経帳だけを用意して、ふだん着の上に白衣をはおって回る人もいます。

札所での参拝の流れ

  • ① 山門で一礼してから境内に入る
  • ② 手水舎で手と口を清める
  • ③ 鐘をつく(つく場合はお参りの前に)
  • ④ 本堂で、ろうそく・線香を供え、納め札を納め、お賽銭を入れる
  • ⑤ 合掌してお経(般若心経など)を唱える
  • ⑥ 大師堂でも同じようにお参りする
  • ⑦ 納経所で御朱印をいただく
  • ⑧ 山門を出るとき、振り返って一礼する

お経を唱えるのがむずかしければ、静かに手を合わせるだけでも大丈夫です。ほかの参拝者のじゃまにならないよう、譲り合ってお参りしましょう。本堂や大師堂では、開経偈、般若心経、本尊の真言、光明真言、回向文などを順に唱える人も多くいます。霊山寺の本尊・釈迦如来の真言は「のうまく さんまんだ ぼだなん ばく」です。

納経(御朱印)と満願之証

霊山寺の納経所
遍路用品もそろう納経所兼総合案内所
写真: Naokijp / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

霊山寺の納経所は、境内の東側、駐車場のそばにあります。納経所兼総合案内所になっていて、個人も団体もここで納経を受けられます。

納経時間8:00〜17:00
納経帳500円
掛け軸700円
白衣300円

※2024年4月1日から、四国八十八ヶ所霊場会の納経料と納経時間が改定されています。

納経とは、本来はお経を納めたしるしとして御朱印をいただくことです。ですから、まず本堂と大師堂にお参りしてから、納経所に向かいましょう。霊山寺の御朱印には、本尊の釈迦如来を表す梵字の印が押され、墨書きでお寺の名前などが書かれます。

また、霊山寺では八十八ヶ所をすべてめぐり終えた人に、賞状形式の「満願之証」を授けてもらうこともできます。最初のお寺に戻ってお礼参りをするのは、昔からの習わしのひとつです。

年中行事

1月1日〜3日正月護摩祈祷
2月3日星祭り・厄除け祈祷
2月21日〜末日接待講。お遍路さんをお菓子などでもてなします。
4月第1日曜日釈迦誕生会・青葉祭り・花祭り
6月15日大師誕生会・青葉祭り
毎月1日護摩供養
毎月21日御影供

山門を入ってすぐ右には「紀州接待所」があります。和歌山県の有田の人々が、文政元年(1828年)からお遍路さんをもてなしてきた「接待講」の場所で、今も春の4日間に行われています。お遍路さんに食べものや飲みものをふるまう「お接待」は、四国遍路ならではの温かい文化です。

アクセス:電車・バス・車での行き方

電車JR高徳線 板東駅から徒歩約10分。正月三が日は特急「うずしお」の一部が臨時停車します。
路線バス徳島バス 鳴門大麻線「霊山寺前」下車すぐ
高速バス高松自動車道「鳴門西」バスストップから徒歩約12分
車高松自動車道 板野ICから約3km、徳島自動車道 藍住ICから約6km
駐車場普通車約100台・バス10〜20台(無料)

板東駅から霊山寺までの道には、緑色のライン「Green Line」が引かれていて、迷わずに歩けます。高速バスで大阪や神戸から「鳴門西」バスストップまで来て、そこから歩いてお遍路を始める人もいます。

二番札所の極楽寺までは約1.5km。霊山寺でお参りをすませたら、そのまま歩いて二番に向かうのが、歩き遍路の定番のスタートです。

モデルコース:一番さんから始めるお遍路体験

  • ① JR板東駅を出発し、Green Lineをたどって霊山寺へ(約10分)
  • ② 納経所兼売店で白衣・輪袈裟・納経帳などをそろえる
  • ③ 発心の門と山門をくぐり、手水舎で身を清める
  • ④ 本堂・大師堂でお参りし、多宝塔や十三仏を見る
  • ⑤ 納経所で最初の御朱印をいただく
  • ⑥ 歩いて2番 極楽寺へ(約1.5km)
  • ⑦ 時間があれば3番 金泉寺まで足をのばす

最初の3か寺は距離が近いので、半日でも「お遍路の始まり」を体験できます。

一番の次は?阿波(徳島)の札所めぐり

霊山寺を出発すると、しばらくは徳島県の北部、吉野川の北側に札所が続きます。1番から10番までは比較的近い距離にならんでいるので、はじめての人でも歩きやすい区間です。

  • 2番 極楽寺:霊山寺から約1.5km。弘法大師が植えたと伝わる「長命杉」があります。
  • 3番 金泉寺:大師が掘ったと伝わる「黄金の井戸」があり、のぞきこんで自分の姿が映ると長生きできるといわれます。
  • 5番 地蔵寺:表情ゆたかな五百羅漢がならぶ羅漢堂で知られています。
  • 10番 切幡寺:本堂まで333段の石段を登る、阿波でも有名な山の札所です。
  • 12番 焼山寺:11番 藤井寺からの山道は「遍路ころがし」とよばれる最初の難所。歩き遍路の大きな試練です。

阿波の23か寺は「発心の道場」。お遍路の心がまえを育てる区間とされています。少しずつ距離をのばしながら、自分のペースで歩いてみてください。

お遍路におすすめの季節

春(3〜5月)気候がおだやかで、もっともお遍路さんが多い季節。桜や菜の花の中を歩けます。2月下旬からは紀州接待所の「お接待」も始まります。
夏(6〜8月)日差しが強く暑いので、歩き遍路は水分補給と熱中症対策が欠かせません。車での区切り打ちに向いた季節です。
秋(9〜11月)春と並ぶ人気の季節。空気がすんで歩きやすく、山の札所では紅葉も楽しめます。
冬(12〜2月)お参りする人が少なく、静かにお参りできます。山の札所は雪や凍結に注意が必要です。

あわせて訪れたい周辺スポット

  • 鳴門市ドイツ館:第一次世界大戦中の板東俘虜収容所の歴史を伝える資料館。ここでドイツ兵捕虜がベートーヴェンの「第九」を日本で初めて全曲演奏したことで知られています。
  • ドイツ村公園:板東俘虜収容所の跡地で、霊山寺から歩いて約5分です。
  • 大麻比古神社:阿波国一宮。境内には、ドイツ兵捕虜が造ったといわれる「ドイツ橋」があります。
  • 道の駅 第九の里:地元の野菜やおみやげが買える道の駅です。
  • 2番 極楽寺:霊山寺から約1.5km。「長命杉」とよばれる大きな杉の木で知られています。
  • 鳴門の渦潮:車で足をのばせば、世界最大級といわれる鳴門海峡の渦潮も見られます。

参拝のポイントと注意点

  • お遍路を始めるなら、納経所兼売店で道具をそろえ、作法を教えてもらうと安心です。
  • 納経は8:00〜17:00です。時間を過ぎると御朱印はいただけません。
  • 本堂への石段がつらい人は、本堂の西側の入口から直接本堂へ行くこともできます。
  • 本堂の中は暗めです。灯籠の写真を撮るときは、参拝者のじゃまにならないよう配慮しましょう。
  • 金剛杖は弘法大師の分身とされています。橋の上では杖をつかないという習わしもあります。
  • 歩き遍路は長距離です。最初は無理をせず、区切り打ちから始めるのもおすすめです。

よくある質問(Q&A)

霊山寺の納経時間は?

8:00〜17:00です。2024年4月1日から、それまでの7:00開始から8:00開始に変わりました。

御朱印(納経)はいくらですか?

納経帳は500円、掛け軸は700円、白衣は300円です(2024年4月1日改定)。

お遍路の道具はどこで買えますか?

霊山寺の納経所兼売店で、白衣、菅笠、金剛杖、輪袈裟、納経帳、納め札など、ひととおりの遍路用品がそろいます。

一番から順番にまわらないといけませんか?

決まりはありません。順番にめぐる順打ちのほか、逆打ちや、何回かに分ける区切り打ちなど、自分に合った方法でめぐることができます。

電車で行けますか?

JR高徳線の板東駅から歩いて約10分です。駅からは緑色のラインをたどって歩けます。

駐車場はありますか?

無料の駐車場があります。普通車約100台、バスも10〜20台とめられます。

まとめ:「発願の寺」で、旅の一歩を

霊山寺は、1400kmにおよぶ四国遍路の旅の出発点です。山門をくぐる人それぞれに、「何かを始めたい」「だれかのために祈りたい」という思いがあります。吊り灯籠の光が満ちる本堂で手を合わせると、その思いがそっと形になるような気がします。

八十八か所すべてをめぐらなくても大丈夫。まずは「一番さん」にお参りして、お遍路の空気にふれてみてください。それがきっと、あなたの新しい旅の始まりになるはずです。

参考情報

※この記事の情報は執筆時点のものです。納経時間、納経料、行事の日程などは変わることがありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。

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