千光寺 観光ガイド|尾道水道を見下ろす坂の町の寺

千光寺から見た尾道の町とロープウェイ
千光寺 観光ガイド|尾道水道を見下ろす坂の町の寺
千光寺から見た尾道の町とロープウェイ
千光寺から見下ろす尾道の町並みと尾道水道、千光寺山ロープウェイ
写真: HKT3012 / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

広島県尾道市。古い家と細い坂道が山の斜面にぎっしりならび、その向こうに青い尾道水道と島々が広がる――。そんな「坂の町・尾道」をいちばん美しく見わたせる場所が、千光寺山(大宝山)の中腹に建つ千光寺(せんこうじ)です。

赤い本堂は地元で「赤堂」とよばれ、作家の林芙美子も『放浪記』の中で「赤い千光寺の塔が見える」と書きました。境内には大きな岩がいくつも重なり、光る玉の伝説が残る「玉の岩」、たたくとポンポンと鳴る「鼓岩」、鎖をつかんで登る「くさり山」など、ほかのお寺ではなかなか見られない景色が続きます。

山頂までは千光寺山ロープウェイでわずか3分。帰りは文学碑がならぶ「文学のこみち」や、猫の置物が迎えてくれる「猫の細道」を歩いて下れば、尾道らしい坂道散歩を一度に楽しめます。

この記事では、千光寺の歴史と本尊、境内の見どころ、奇岩と伝説、御朱印、ロープウェイを使ったアクセス、おすすめのモデルコースまで、はじめての人にもわかりやすく紹介します。

千光寺の基本情報

まずは基本の情報を表にまとめました。時間や料金は変わることがあるので、お出かけ前に公式サイトで確認してください。

名称大宝山 権現院 千光寺(せんこうじ)
宗派真言宗系の単立寺院
本尊千手観世音菩薩(33年に一度開帳の秘仏)
開基大同元年(806年)、弘法大師と伝わる
所在地広島県尾道市東土堂町15-1
拝観時間9:00〜17:00
拝観料境内の参拝は無料
御朱印500円(納経所 9:00〜17:00)
アクセスJR尾道駅から千光寺山ロープウェイ山麓駅まで徒歩約15分、ロープウェイ3分+徒歩約5〜10分
札所中国観音霊場 第十番、備後西国観音霊場 第七番、尾道七佛めぐり
千光寺本堂から見た尾道大橋と尾道水道
本堂の舞台から望む尾道水道と尾道大橋
写真: そらみみ / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

千光寺とは:1200年の歴史をもつ尾道のシンボル

千光寺は、平安時代のはじめ、大同元年(806年)に弘法大師(空海)が開いたと伝えられるお寺です。その後、源氏の名将・多田満仲(源満仲)が寺を再興したといわれています。戦国時代には、木梨城主の杉原氏がこの山に出城を築き、寺を守り本尊の信仰の場としていました。

千光寺が建つ山は標高約140mの大宝山で、寺の名前から「千光寺山」ともよばれます。となりの西國寺山(愛宕山)、浄土寺山(瑠璃山)とあわせて「尾道三山」と称され、尾道の町はこの三つの山と海にはさまれた、せまい土地に広がっています。

尾道は古くから瀬戸内海の港町として栄え、海の上を行き来する船の目印として、また町の人々の心のよりどころとして、千光寺は長く親しまれてきました。尾道市は、文化庁の「日本遺産」の最初の年に「尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市」として認定されていて、千光寺はその代表的な構成文化財のひとつです。

本尊は「火伏せの観音」

本堂の本尊・千手観世音菩薩は聖徳太子の作と伝えられ、33年に一度だけ開帳される秘仏です。昔から「火伏せの観音」とよばれ、火事から守ってくれる観音さまとして信仰されてきました。江戸時代、となり村で火事が起きたとき、千光寺の観音さまに祈ったところ風向きが変わり、家が焼けずにすんだという話が伝わっています。今では試験合格、縁結び、家内安全、病気平癒など、さまざまな願いをかなえる観音さまとして、多くの人がお参りに訪れます。

赤堂とよばれる本堂

千光寺の本堂(赤堂)の舞台
断崖にせり出す舞台造りの本堂「赤堂」
写真: wongwt / Wikimedia Commons(CC BY-SA 2.0)

石段を登ると、断崖にせり出すように建つ朱塗りの本堂が見えてきます。これが千光寺の本堂、通称「赤堂」です。貞享3年(1686年)に建てられたもので、この地方では珍しい「舞台造り」になっています。京都の清水寺のように、がけの上に柱を組んで床を張り出した造りで、舞台からは尾道の町と海が真下に広がります。

堂内の須弥壇は室町時代(1394〜1440年ごろ)の作で、和様に唐様をとり入れた形式です。尾道市の重要文化財に指定されています。本堂にかかる扁額には、西行法師が諸国をめぐる旅の途中でこの寺に参って詠んだとされる和歌が書かれています。

近年の研究では、千光寺の本堂は、冬至の日の朝に向島の岩屋山の巨岩と一直線にならぶように建てられていることがわかってきたそうです。尾道三山の西國寺と浄土寺も同じように岩屋山の方角を向いているといわれ、昔の人々の太陽への信仰を感じさせます。

千光寺本堂の正面
朱塗りの柱が印象的な千光寺の本堂
写真: wongwt / Wikimedia Commons(CC BY-SA 2.0)

境内のお堂めぐり

千光寺の境内はせまい山の斜面にあり、岩と岩のあいだに小さなお堂がいくつも建っています。順番に見てまわると、それぞれに個性があっておもしろいですよ。

大師堂・客殿

千光寺の大師堂
弘法大師をまつる大師堂
写真: そらみみ / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

大師堂は、千光寺を開いたと伝わる弘法大師をまつるお堂です。この大師像は、もとは高野山にあったもので、不思議な夢のお告げによって千光寺に迎えられたと伝わっています。光る玉の伝説が残る玉の岩の下にまつられているのも、深いご縁を感じさせます。

客殿は安永8年(1779年)の建物で、大日如来、弘法大師、愛染明王がまつられています。平成25年(2013年)の本尊開帳を記念して、愛染明王の襖絵が奉納されました。年に数回、特別公開されます。

千光寺の客殿付近
大日如来・弘法大師・愛染明王をまつる客殿のあたり
写真: そらみみ / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

護摩堂・三十三観音堂・大仙堂・毘沙門堂

護摩堂は宝永7年(1710年)の建物で、不動明王を本尊としています。毎月28日の午前10時から不動護摩供が行われ、だれでもお参りできます。

三十三観音堂には、西国三十三所観音霊場の本尊と同じ33体の観音さまがまつられていて、ここにお参りすると西国霊場をめぐったのと同じご利益があるといわれます。お堂の前には桜の木で作られた大きな数珠「百八煩悩滅除大念珠」が下がっていて、引くと珠が落ちて「カチカチ」と鳴ります。この音で煩悩を打ち消すといわれる、千光寺の名物です。

千光寺の大仙堂
「ニコニコ地蔵」で親しまれる大仙堂
写真: そらみみ / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

大仙堂には、鳥取県の大山寺の本尊・地蔵菩薩の分身がまつられています。とてもおだやかな表情から「ニコニコ地蔵」とよばれ、まわりには小さなお願い地蔵がたくさん奉納されています。毘沙門堂は、木梨城主・杉原氏の守り本尊だった毘沙門天をまつるお堂です。

鐘楼:日本の音風景100選の「時の鐘」

千光寺の鐘楼
日本の音風景100選に選ばれた鐘楼
写真: そらみみ / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

大師堂の前の小さな門をくぐると、がけの上に朱塗りの鐘楼が建っています。この鐘は元禄のはじめごろから時刻を知らせる「時の鐘」として親しまれ、「音に名高い千光寺の鐘は一里聞こえて二里ひびく」と歌われるほどでした。鐘の上部にふつうのお寺の鐘にある「イボ」がなく、梵字が浮き彫りにされた珍しい「曼荼羅の鐘」です。

平成8年(1996年)には、環境庁の「日本の音風景100選」に選ばれました。志賀直哉の小説『暗夜行路』にも、尾道で聞くこの鐘の音が描かれています。

奇岩めぐり:岩の上にあるお寺

千光寺の境内でいちばん驚くのは、大きな岩の多さです。お堂のすぐ横、参道の両わきにまで巨岩がせまり、まるで岩の中にお寺があるかのような景色が広がります。

くさり山

くさり山の夫婦岩
本堂の裏手にあるくさり山の夫婦岩
写真: そらみみ / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

本堂の裏手には、鎖をつかんで岩を登る「くさり山」があります。もとは石鎚蔵王権現をまつる修行の場で、大正時代に鎖がつけられましたが、戦争中に鎖が供出され、長いあいだ忘れられていました。住職が整備をすすめ、平成17年(2005年)から62年ぶりに一般の人も登れるようになりました。一段高いところから見る景色は、本堂からとはまたちがった迫力があります。登るときは歩きやすい靴で、無理のない範囲でチャレンジしてください。

梵字岩・鏡岩・磨崖仏

千光寺の梵字岩
円の中に梵字が刻まれた梵字岩
写真: lienyuan lee / Wikimedia Commons(CC BY 3.0)

梵字岩は、江戸幕府5代将軍・徳川綱吉が帰依した浄厳大和尚が尾道に来たときに書き残したとされる、光明真言の曼荼羅です。円の中に梵字が刻まれています。鏡岩は、昔、玉の岩の宝珠や太陽、月の光を鏡のように反射していたといわれる岩で、信仰の対象とされてきました。

本堂下の磨崖仏
岩に彫られた石造阿弥陀三尊像(尾道市重要文化財)
写真: 663highland / Wikimedia Commons(CC BY 2.5)

本堂の下の参道わきには、岩に直接彫られた石造阿弥陀三尊像(磨崖仏)があり、尾道市の重要文化財に指定されています。長い年月、参道を行き来する人々を見守ってきた仏さまです。

三重岩と鼓岩(ポンポン岩)

千光寺の三重岩
大きな岩が三段に重なる三重岩
写真: ほっきー / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

三重岩は、大きな岩が三段に積み重なった不思議な形の岩です。頼山陽が名づけたといわれる「撫松庵」のまわりには、三重岩や屏風岩、蛙岩などの奇岩がならび、「磐石の庭」とよばれています(撫松庵の内部は非公開)。

鼓岩は、別名「ポンポン岩」。岩の上を小石でたたくと、鼓のように「ポンポン」と音がします。右側の岩には、大阪城を築くときに石垣の材料として切り出そうとしたノミの跡が残っているといわれます。NHK連続テレビ小説『てっぱん』のオープニングにも登場し、2026年には日本音響学会の「音響遺産」に選ばれました。

玉の岩の伝説と「尾道」のはじまり

千光寺の護摩堂と玉の岩、ロープウェイ
護摩堂と玉の岩、その上を行き来する千光寺山ロープウェイ
写真: Reggaeman / Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

境内の中央にそびえる「玉の岩」(烏帽子岩)は、周囲約50m、高さ約15mの巨岩です。この岩には、尾道でいちばん有名な伝説が残っています。

昔、この岩の頂には「如意宝珠」という玉があり、夜ごとに不思議な光を放って、はるか海の上まで照らしていました。ところがある日、異国の人がやって来て、寺の僧に「お金を出すから、この大きな石を売ってほしい」と頼みます。僧が断ると、その人は岩の上に宝の玉があることに僧が気づいていないとわかり、こっそり岩に登って玉を奪い去ってしまった――というお話です。

この伝説から、山は「大宝山」、寺は「千光寺」、港は「玉の浦」とよばれるようになったといわれています。今も岩の頂には直径14cm、深さ17cmの穴が残っていて、ここに宝の玉があったと伝えられています。現在は穴に代わりの玉が置かれ、夜になると三色に光ります。夜に尾道の町から山を見上げると、小さく光る玉が見えるかもしれません。

千光寺から見る絶景

千光寺付近から見た尾道大橋と新尾道大橋
千光寺付近から望む尾道大橋・新尾道大橋と尾道水道
写真: そらみみ / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

千光寺の境内からは、尾道の町並み、尾道水道、向島、そして尾道大橋と新尾道大橋まで、ぐるりと見わたせます。観光ポスターやガイドブックでよく見る「尾道の景色」は、多くがこのあたりから撮られたものです。

特におすすめなのが、本堂の舞台と鐘楼のまわり。眼下には瓦屋根がぎっしりとならび、その間を縫うように坂道や石段が続いています。海には渡船やフェリーが行き来し、のんびりとした港町の暮らしを感じることができます。

さらに上の千光寺公園には、展望台「PEAK(ピーク)」があります。長さ63mの展望デッキから、瀬戸内海の島々が見わたせ、天気のいい日には四国の山々まで見えることもあります。夕暮れどきや夜景もきれいなので、時間があれば日が沈むころにもう一度訪れてみるのもいいですね。

山の斜面に建つ千光寺の伽藍
岩山の斜面に建つ千光寺のお堂と尾道水道
写真: x768 / Wikimedia Commons(CC BY-SA 2.0)

文学のこみちと尾道ゆかりの文人たち

千光寺公園の山頂から千光寺まで続く散歩道が「文学のこみち」です。尾道を愛した作家や詩人の作品を刻んだ自然石の文学碑が25基ならび、林芙美子や志賀直哉など、尾道ゆかりの文人たちの言葉にふれながら歩けます。

江戸時代の儒学者・頼山陽は千光寺を何度も訪れ、「六年重ねて来たる千光寺」と漢詩に詠みました。林芙美子は少女時代を尾道で過ごし、『放浪記』で千光寺の赤い堂を書いています。志賀直哉は千光寺のふもとの長屋に住み、ここで『暗夜行路』の草稿を書いたといわれます。中腹には「おのみち文学の館」もあり、尾道と文学のつながりを知ることができます。

本堂へ向かう長い石段のわきには、古い石仏や、除虫菊の普及につくした上山英一郎の頌徳碑なども残っています。ゆっくりと歩きながら探してみてください。

御朱印・お守り・ご祈願

千光寺の御朱印は、本堂近くの納経所でいただけます。受付は9:00〜17:00で、納経料は500円です(2026年4月から)。本尊の千手観音の御朱印のほか、切り絵で仏さまを表した「宝来(切り絵)御朱印」も人気です。新しいデザインは公式サイトやインスタグラムで案内されます。

お守りは、大願成就、無病息災、縁結びなど、さまざまなご利益のものがそろっています。千光寺のイラストを使った御朱印帳や、愛染明王の御朱印帳もあります。お参りできない人のために、オンライン授与所も開かれています。

尾道には、千光寺を含む7つのお寺をめぐる「尾道七佛めぐり」があります。専用の台紙や御朱印帳を持って、坂の町のお寺めぐりをするのも楽しいですよ。

桜・除夜の鐘など季節の楽しみ

春千光寺公園は「さくら名所100選」に選ばれた桜の名所で、満開の時期には山がピンク色にそまります。桜のあとは、つつじやふじの花も楽しめます。週末は道路の交通規制が行われることもあるので、公共交通機関を使いましょう。
夏緑の木々のあいだから見る青い海がまぶしい季節。朝の早い時間なら、すずしいうちに坂道を歩けます。
秋空気がすんで、遠くの島々までくっきり見えます。紅葉した木々と赤い本堂の組み合わせもきれいです。
冬大晦日の「除夜の鐘」は尾道の冬の名物。22時に整理券が配られ、22時30分ごろから鐘撞きが始まります。鐘を撞いた先着400人には限定の朱印紙が贈られます。

正月は、大晦日の22時から元日の2時まで、元日は7時から17時まで初詣の授与が行われます(年によって変わることがあります)。1月には護摩堂で開運厄除け祈願も行われます。

アクセス:ロープウェイで行く千光寺

千光寺へのいちばん楽な行き方は、千光寺山ロープウェイを使うルートです。

  • ① JR尾道駅から商店街を東へ歩いて、ロープウェイ山麓駅まで約15分(市営バスで「長江口」下車もOK)
  • ② 千光寺山ロープウェイで山頂駅へ(約3分、15分ごとに運行)
  • ③ 山頂駅から文学のこみちを下って千光寺へ(徒歩約5〜10分)

ロープウェイの運行時間は9:00〜17:15で、大人の運賃は片道500円、往復700円です(2026年10月時点)。おすすめは「行きはロープウェイ、帰りは歩き」。山の上から坂道を下れば、体力をあまり使わずに尾道の町並みを楽しめます。

車の場合は、千光寺ドライブウェイを通って千光寺公園駐車場(63台、普通車800円・土日祝1000円)に停めて、徒歩約10分です。桜の時期や連休は大変こみ合うので、できるだけ電車とロープウェイを使いましょう。新幹線の新尾道駅からはタクシーで約10分です。

モデルコース:千光寺と尾道の坂道さんぽ

公式サイトでも紹介されている、半日で楽しめるおすすめのコースです。

  • ① ロープウェイ山麓駅から、ロープウェイ(片道)で山頂へ
  • ② 千光寺頂上展望台「PEAK」で尾道水道を一望(徒歩2分)
  • ③ 文学のこみちを歩いて千光寺へ(約10分)
  • ④ 本堂・鐘楼・玉の岩・くさり山をお参り
  • ⑤ 石段を下って天寧寺の三重塔へ(約10分)
  • ⑥ 福石猫がならぶ「猫の細道」を散歩(約10分)
  • ⑦ ふもとの商店街で尾道ラーメンを味わう

あわせて訪れたい周辺スポット

  • 千光寺公園・展望台PEAK:桜の名所で、尾道水道を見わたす展望台があります。
  • 尾道市立美術館:千光寺公園内にある美術館で、安藤忠雄が設計にかかわった建物も見どころです。
  • 天寧寺 三重塔(海雲塔):貞治6年(1367年)に足利義詮が建てた塔で、国の重要文化財です。塔ごしに見る尾道の景色は、尾道を代表する風景のひとつです。
  • 猫の細道:天寧寺の三重塔から艮神社の東側へ続く約200mの路地。芸術家が石に描いた「福石猫」がたくさん置かれています。
  • 浄土寺・西國寺:尾道三山のほかの二つのお寺。どちらも歴史ある大きなお寺です。
  • 尾道本通り商店街:尾道ラーメンや、坂の町らしいカフェ、おみやげ店がならびます。

参拝のポイントと注意点

  • 境内は岩場と石段が多いので、歩きやすい靴で行きましょう。
  • 境内にはトイレがありません。千光寺公園駐車場や山頂付近ですませてからお参りしてください。
  • くさり山は急な岩場です。雨の日や足元が不安なときは無理をしないでください。
  • 桜の時期の週末は大変混雑します。朝早い時間がおすすめです。
  • 写真撮影は風景を中心に楽しみ、お堂の中や参拝中の人を撮るときは配慮しましょう。
  • 千光寺から麓までは石段を下って約10分です。下りは足元に気をつけて。

よくある質問(Q&A)

千光寺の拝観時間は?

9:00〜17:00です。境内の参拝は無料です。

ロープウェイの料金は?

大人は片道500円、往復700円です(2026年10月時点)。山麓駅から山頂駅まで約3分で、15分ごとに運行しています。

千光寺の御朱印はいくらですか?

納経料は500円です。本堂近くの納経所で9:00〜17:00に受けられます。

玉の岩の伝説とは?

昔、岩の頂に光る宝の玉があり、夜ごとに海を照らしていましたが、異国の人に奪われたという伝説です。山の名「大宝山」や港の名「玉の浦」の由来とされています。

駐車場はありますか?

千光寺に専用駐車場はありませんが、千光寺公園駐車場(有料)があり、千光寺まで徒歩約10分です。

千光寺から猫の細道までどのくらいですか?

本堂の下の石段を5分ほど下りた場所から続いています。天寧寺の三重塔とあわせて歩くのがおすすめです。

まとめ:坂の町・尾道を見守る赤い本堂へ

千光寺は、1200年の歴史をもち、尾道の町と海をずっと見守ってきたお寺です。断崖に建つ赤い本堂、光る玉の伝説が残る玉の岩、ポンポンと鳴る鼓岩、日本の音風景100選の鐘――。どれも尾道でしか出会えない景色です。

ロープウェイで山に登り、千光寺でお参りをして、文学のこみちや猫の細道を歩いて坂を下る。そんな一日を過ごせば、多くの作家や画家が尾道を愛した理由が、きっとわかるはずです。

参考情報

※この記事の情報は執筆時点のものです。拝観時間、料金、行事の日程などは変わることがありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。

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