温泉の入り方・マナー
初めてでも迷わないよう、脱衣所、洗い場、かけ湯、浴槽、湯上がりまでを順番に解説します。タオル・長い髪・スマートフォン・水着の扱いも、表で一度に確認できます。
一般的な男女別の大浴場では衣服と水着を脱ぎ、浴槽へ入る前に体を洗って泡を流します。かけ湯で温度に慣れ、小タオルと長い髪は湯につけません。スマートフォンやカメラは脱衣所・浴場へ持ち込まず、会話や移動は周囲へ配慮します。施設独自の掲示がある場合は、その案内を最優先にしてください。
公的・公式情報確認日:2026年8月3日
温泉に入る順番:受付から湯上がりまで
旅館、共同浴場、日帰り温泉で細部は異なりますが、一般的な大浴場は次の順番です。利用時間、男女の入口、タオル・ロッカーの有無を受付で確認してから進みます。
| 順番 | すること | 迷いやすい点 | 確認 |
|---|---|---|---|
| 1 入口 | 靴を脱ぎ、男女別の暖簾と利用時間を見る | 浴場が時間帯で男女入替になる場合がある | 色だけで判断せず文字・掲示を読む |
| 2 脱衣所 | 衣服と水着を脱ぎ、貴重品をロッカーへ入れる | 小タオルだけ浴室へ持っていく | スマホ・カメラはロッカーへ |
| 3 洗い場 | 体と必要に応じて髪を洗い、泡を十分に流す | 立ったままシャワーを使うと周囲へ飛びやすい | 椅子に座り、隣へ湯をかけない |
| 4 かけ湯 | 足先から湯をかけ、温度に体を慣らす | 浴槽へ急に入らない | 熱ければ無理をせず短時間から |
| 5 浴槽 | 静かに入り、タオルと髪を湯から出す | 泳ぐ、潜る、場所を広く取る行為を避ける | 浴槽ごとの温度・注意表示を見る |
| 6 休憩 | 浴槽の外へ出て体調を確認する | 長く我慢することを目的にしない | めまい・動悸・吐き気があれば終了 |
| 7 浴室出口 | 小タオルで体の水分を軽く拭く | 濡れたまま脱衣所へ戻らない | 床を濡らさないよう足元も拭く |
| 8 湯上がり | 着替え、水分補給して休む | 入浴直後に急いで移動・運転しない | 忘れ物とロッカーキーを確認 |
大きなバスタオルは通常、脱衣所に置きます。浴室へ持っていくのは小タオルだけです。テレビや広告でバスタオルを巻いて入る映像は撮影用で、一般の大浴場では浴槽へ入れません。
温泉に入る前は体を洗う?かけ湯だけでよい?
洗い場のある共同浴場では、浴槽に入る前に体を洗い、石けんや汗を十分に流すのが基本です。かけ湯は湯の温度へ少しずつ慣れ、浴槽へ汚れを持ち込まないために行いますが、通常は全身を洗う代わりではありません。入口の掲示やスタッフの案内が異なる場合は、施設のルールを優先してください。
| 状況 | 入浴前の行動 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| 一般的な大浴場 | 洗い場で体を洗い、泡を流してから、足先からかけ湯をして入る | 共同の浴槽へ汗、化粧、洗浄料を持ち込まない |
| すでに体を洗って再入浴 | 汗や汚れの状態を確認し、施設の案内に従って十分にかけ湯をする | 「一度洗ったから常にかけ湯だけ」と決めず、状況で判断 |
| 洗い場のない外湯・露天風呂 | 入口の掲示、かけ湯、利用方法を確認する | 石けん使用禁止や洗身場所の指定があることもある |
| 体調が悪い・湯が熱い | 無理に入らず中止し、必要ならスタッフへ伝える | かけ湯をしても安全が保証されるわけではない |
体を洗う順番
- 脱衣所で衣服を脱ぎ、スマートフォン・貴重品をロッカーへ入れる
- 洗い場の椅子に座り、シャワーを周囲へ向けない
- 顔や体の汚れを落とし、必要に応じて髪を洗う
- 石けん、シャンプー、クレンジング料を十分にすすぐ
- 足先から少しずつかけ湯をし、湯温を確認する
- 髪と小タオルを湯へ入れず、静かに浴槽へ入る
石けんを使えない・肌が敏感なとき
石けんの使用を一律に無理強いするものではありません。肌の状態や医療者から受けた指示を優先し、施設へ利用方法を確認したうえで、シャワーなどで汗や汚れを十分に流します。強くこすって肌を傷める必要はなく、共同の湯へ洗浄料や化粧を残さないことが大切です。
入浴中に刺激、強いかゆみ、気分不良を感じたら我慢せずに上がります。泉質や温度への反応には個人差があるため、「この順番なら必ず安全」とは考えず、当日の体調と現地の注意表示を確認してください。
メイクは温泉のメイク・クレンジング、長い髪は温泉の髪・洗髪、コンタクトや見え方はコンタクト・メガネ、装身具はアクセサリー・ピアスで個別に確認できます。


温泉マナーの○×早見表
「してよいか」で迷いやすい行動をまとめました。水着着用施設、混浴、貸切風呂などは例外があるため、現地の表示を優先します。施設の種類が分からない場合は温泉・銭湯・スーパー銭湯の違いも確認してください。
| 項目 | 基本 | 避けること | 理由・例外 |
|---|---|---|---|
| 水着・衣服 | 一般の男女別大浴場では何も着けない | 水着、下着、バスタオルを着けて浴槽へ入る | 水着指定の混浴・プール型施設は案内に従う |
| 小タオル | 頭、浴槽の縁、指定場所へ置く | 湯につける、浴槽内で絞る | 共同の湯を清潔に保つ |
| 長い髪 | ヘアゴムやタオルでまとめる | 毛先を湯につける | 髪を洗わない場合も湯から出す |
| 洗身 | 浴槽へ入る前に汚れと泡を流す | 浴槽内で体を洗う | 洗う場所と浸かる場所を分ける |
| シャワー | 座って周囲を見て使う | 隣の人へ湯や泡を飛ばす | 使い終えた椅子・桶・周辺を流す |
| スマホ・撮影 | ロッカーへ入れる | 脱衣所・浴場で操作、撮影する | 他の利用者のプライバシーを守る |
| 会話 | 小さな声で短く話す | 大声、通話、騒ぐ | 静かに休みたい人へ配慮する |
| 場所 | 必要な範囲を使い、譲り合う | 洗い場やドライヤーを荷物で確保する | 混雑時は長時間の占有を避ける |
| 浴槽 | 手すりを使い静かに出入りする | 走る、飛び込む、泳ぐ、潜る | 床は滑りやすく、湯温差もある |
| 飲食 | 浴室外の指定場所で水分補給する | 浴室へ食べ物・酒・ガラス容器を持ち込む | 施設の飲食ルールを確認する |
洗い場での洗い方と使い終わった後
髪を洗う場合は洗い場で十分にすすぎ、洗わない場合は毛先まで高い位置へまとめて浴槽へ入れません。長い髪、カラー後、ドライヤーは温泉の髪・洗髪ガイドで確認してください。
空いている場所に座る
椅子、桶、シャワーの位置を確認します。先に軽く流してから座り、荷物で隣の場所を確保しません。
体と髪を洗う
石けん・シャンプーの泡を浴槽へ持ち込まないよう十分に流します。髪を洗わない場合は、長い髪をまとめます。
周囲へ飛ばさない
シャワーの向きを下へ向け、立ったまま広く使わないようにします。混雑時は必要な時間で交代します。
備品は持ち出さない
施設備え付けの石けん、シャンプー、椅子、桶は指定場所で使います。私物と取り違えないようにします。
使った場所を流す
椅子と桶、周囲に残った泡や髪をシャワーで軽く流し、元の位置へ戻します。
浴槽へ入る前にかけ湯
足先から少しずつ湯をかけます。熱い、体調が悪いと感じたら入浴を中止し、スタッフへ伝えます。
洗い場がない露天風呂や外湯では、入口やかけ湯の案内に従います。湯で石けんを使ってよい場所か分からないときは、施設へ確認してください。
湯上がり:流す?拭く?水分は?
上がり湯・シャワー
入浴後に温泉成分を流すかは、泉質、施設の案内、肌の状態で異なります。「洗い流さない」と案内されていても、刺激を感じる人や敏感肌の人は無理をせず、掲示や医療者の指示を優先してください。
脱衣所へ戻る前
小タオルで体と足元の水分を軽く拭きます。脱衣所ではバスタオルでよく拭き、濡れた小タオルは自分の袋や指定回収場所へ入れます。
水分補給と休憩
入浴前後に水分を取り、湯上がりは座って体調を確認します。水分制限を受けている人は、医療者から受けた指示を優先します。
ドライヤー・洗面台
髪を乾かしたら抜けた髪や水滴を片付けます。持参した高出力機器は使用可否を確認し、鏡や椅子を長時間占有しません。

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タトゥー・子ども・貸切風呂など場面別の確認
タトゥー
全国一律のルールではなく、施設・浴場ごとに異なります。制限なし、小さいもののみ、指定カバー可、貸切風呂のみなど条件があるため、予約前に公式情報と利用する浴場名を確認します。
子ども連れ
異性浴場へ入れる年齢、おむつ、ベビーバス、混浴、身長の条件は施設や自治体で異なります。子どもから目を離さず、走る・泳ぐ・大声を避けます。
貸切・家族風呂
プライベートに使えても、入浴前の洗身、タオルを湯へ入れないこと、安全確認は同じです。予約、追加料金、利用時間、終了時刻を守ります。
露天風呂
屋外でも撮影可とは限りません。段差、石、凍結、強い温度差に注意し、悪天候や立入禁止の案内に従います。詳しくは露天風呂の入り方・マナーで確認できます。
サウナ・水風呂
汗を流してから水風呂へ入り、タオルや私物で場所を確保しません。サウナマット、会話、ロウリュのルールは施設ごとに確認します。
客室風呂
客室内でも湯温、入浴時間、排水・換気の案内を守ります。温泉か沸かし湯か、利用できる時刻、子どもの安全も確認します。
マナーと同時に守りたい入浴の安全
指輪、ネックレス、ピアス、腕時計は、変色だけでなく熱・引っ掛かり・紛失を避けるため、入浴前に外して施錠できる場所へ保管します。詳しくは温泉のアクセサリー・ピアスガイドを確認してください。
コンタクトレンズは水との接触を避けて入浴前に外し、裸眼で見えにくい場合は段差・手すり・メガネの保管を先に確認します。詳しくは温泉でコンタクト・メガネはどうする?を参照してください。
メイクは共同浴槽へ入る前に落とし、洗浄料を十分にすすぎます。落とす場所と入浴後の化粧は温泉のメイク・クレンジングガイドで確認できます。
温泉を長く我慢して入る必要はありません。環境省の資料では、食事の直前・直後、飲酒後、強く疲れているときの入浴を避け、入浴前後に水分補給することが案内されています。
- 飲酒後、酩酊時、体調不良時は入らない
- 熱い湯は足先から慣らし、短時間から始める
- 高齢者、子ども、身体の不自由な人は一人だけの入浴を避ける
- 浴槽から急に立ち上がらず、手すりや縁を使う
- めまい、動悸、吐き気、強い疲労を感じたら出て助けを求める
- 持病、妊娠、服薬、水分制限がある場合は医療者の指示を優先する
入浴時間と体調管理は温泉は何分入る?安全ガイドで詳しく確認できます。
旅館に宿泊する人へ:小タオルの持参、追加料金、返却場所、持ち帰り可否は旅館のタオルガイドで確認してください。
温泉の入り方・マナー FAQ
温泉に入る前に体を洗いますか?
はい。洗い場のある一般的な共同浴場では、浴槽へ入る前に体を洗い、石けんや汗を十分に流すのが基本です。施設独自の案内がある場合は、その順番を優先してください。
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かけ湯だけして温泉へ入ってもよいですか?
通常、かけ湯だけを全身の洗浄の代わりにはしません。体を洗った後に足先からかけ湯をして入ります。再入浴時や洗い場のない外湯は、汚れの状態と施設の掲示に従ってください。
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温泉では水着を着てもよいですか?
一般的な男女別大浴場では衣服と水着を脱いで入ります。混浴やレジャー型施設など水着を指定する場所もあるため、入口と施設公式サイトの規則を確認してください。
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髪は必ず洗いますか?
毎回の洗髪を一律に求めるものではありませんが、洗う場合は洗い場で泡を十分に流します。洗わない場合も長い髪を高い位置でまとめ、毛先を浴槽へ入れません。
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小さなタオルはどこへ置きますか?
頭の上、浴槽の縁、施設が指定する場所へ置き、湯には入れません。大きなバスタオルは通常、脱衣所に置いておきます。
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スマートフォンやカメラを浴場へ持ち込めますか?
他の利用者のプライバシーを守るため、脱衣所・浴場への持込みや撮影は避け、ロッカーへ入れます。撮影可能と明示された場所だけで施設の案内に従ってください。
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温泉から上がるとき、シャワーで流しますか?
泉質、施設の案内、肌の状態によって異なります。温泉成分を残す案内があっても刺激を感じる場合は無理をせず、施設や医療者の指示を優先してください。
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タトゥーがあっても温泉へ入れますか?
対応は施設ごとに異なります。制限なし、指定カバー、貸切風呂、客室風呂など条件があるため、予約前に利用する浴場の公式情報を確認してください。
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公的・公式の参考情報
施設独自の規則が最優先です。本文は次の公的・地域公式情報を参照し、行動へ移しやすい順番に整理しています。
- 観光庁「旅館Q&A あなたの疑問に答えます!」:洗身、かけ湯、タオル、髪、水着、撮影、声量、タトゥー。
- 日本政府観光局(JNTO)「How to Best Enjoy Japan’s Onsen」:脱衣所から浴槽、湯上がりまで。
- 観光庁「Japanese Hot Springs: Manners and Rules」:靴、洗身、タオル、静かな入浴、撮影。
- 環境省「温泉を利用するとき注意すること」:食事・飲酒・疲労、水分補給、見守り。
- 豊岡市・城崎温泉公式観光サイト「Taking a Japanese Bath」:脱衣所、洗い場、浴場の実際の流れ。
- GO TOKYO「習慣とマナー」:浴槽前のシャワー、長い髪の扱い。
- 東京都浴場組合「How to enjoy Sento」:共同浴場の利用順序とマナー。
- JNTO「ONSEN」:洗い場、浴槽、タオルの利用方法。
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あわせて比較したい温泉宿
浴場の利用時間、タオル、タトゥー、子ども、撮影など、宿ごとの最新案内を予約前に確認してください。
- 川口屋城崎リバーサイドホテル – 城崎温泉の外湯巡りと温泉街歩きを組み合わせやすい宿です。
- 盛岡つなぎ温泉 愛真館 – 複数の浴場を楽しめる温泉宿です。
- 鶯宿温泉 川長 – 源泉かけ流しの湯と地域の温泉文化に触れられる宿です。
- 季の郷 山の湯 – 洞窟風呂など特色ある浴場を持つ温泉宿です。
